2019年08月14日

クラウディオ・シルヴェストリンの建築U

前回に引き続き「クラウディオ・シルヴェストリンの建築U」として、2016年以降の建築を紹介します。

2016年に、イギリス、ロンドンに「キャノンレーンハウス」が完成した。

キャノンレーンハウス1.jpg

この建物は、800uの広さを持つ5階建ての邸宅で、建て物には、はめ込みのガレージと屋内プール・スパがあり、160uの庭園がある。狭い路地の通りから見えるこの家は、レンガ造で、ガラス窓で構成された外観を持ち、表向きは静かで控えめな外観であるが、中庭に面した外観は、優雅さを持ったたたずまいになっている。

キャノンレーンハウス6.jpg

中庭に面した外観構成は、スラブまで届く大きな窓によって内部空間は、開放的な空間になっている。

キャノンレーンハウス7.jpg

ここで用いられた素材は、酸化された真鍮、青銅、オーク、およびイタリアのドロマイトから斑岩石等であり、自然で素朴な素材を室内全体に使用されている。

2017年は、イタリアのセッティモトリネーゼに「トリノアウトレットビレッジ」が完成した。

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「トリノアウトレットビレッジ」は、32,000uのストリートレベルのショッピングモールで、中央部分には高さ88mのオベリスクのシンボルがそびえたっており、彼曰く「天と地の架け橋」を象徴していて、アウトレットへの中央入り口を示している。

TOV図面.jpg
上記図面は、南面と北面の立面図で、これから分かるように東西に長く伸びている。この建物はショッピングプロムナードになっており、その長さは290 mもある。このプロムナードの天井の高さは最大で6 mもある。この建物の断定的な水平性は、視覚的にモダンであるだけでなく、構成的にもプロポーション的にもクラシックでエレガントさ醸し出している。

TOV3.jpg

この建物は、古代の自然素材である天然石と石灰石膏で覆われていて、無限に伸びるアーケードによって挟まれ、木々の規則的なトレイルでデザインされている。

今回は、「クラウディオ・シルヴェストリン」他を参考に紹介しました。

☆参考

posted by 墨水 at 18:03| Comment(0) | 建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月30日

クラウディオ・シルヴェストリンの建築T

「クラウディオ・シルヴェストリン」は、1954年にスイス、チューリッヒに生まれたイギリス人で、ミラノの「AGフロンソニ」の元で学び 、さらにロンドンの「建築協会建築学部」で学んだ。1986年に「ジョン・ポーソン」とロンドンに「ポーソン・シルヴェストリンアーキテクツ」を共同で開き1988年まで共同で仕事をした。1989年に彼自身の事務所をロンドンに開設した。2006年には、ミラノに「クラウディオ・シルヴェストリンアーキテクツ」を開設した。

1991年に、「ジョン・ポーソン」と共同で設計した「ノイエンドルフ・ハウス」が、スペイン、マヨルカに完成した。

ノエンドルフハウス.jpg

「ノイエンドルフ・ハウス」は、マヨルカ南部の険しい、赤みを帯びた地形から生まれた細身の幾何学的で建築的な構成によって設計された。
この建物は、現在雑誌「エルデコ161」によると「ドイツ人のアートディーラーのためのサマーハウス」となっている。

ノエンドルフハウス3.jpg

この建物は、別名「ヴィラ・サンタニ」とも呼ばれている。プールの延長線上にある室内側からプール側の外を眺めた時に、プールが空中に飛び出しているように見える。

2002年に、イタリア、トリノに「現代美術館」が完成した。

現代美術館1.jpg

トリノの「現代美術館」は、典型的なイタリア北部の工場またはワークショップのようなボリューム構成で設計され、外壁に設けられた細長いガラスの溝は、一定の間隔で単調な長い南面の壁に切り込むことで、単調さを解消するように設計されている。

現代美術館2.jpg

この「現代博物館」の総展示スペースは、1100uあり、その他にスペースとして150席の会議室、書店、講義室、レストラン、インターネットルーム、バー/カフェなどが設置されている。

2012年に、シンガポールのメトロポリタンハブからわずかな距離にあるセントーサコーブにのサンディアイランドに「YTLコーポレーション」のための18棟の豪華なヴィラで構成される住宅開発が行われ完成した。

サンディアイランド1.jpg

この「18棟のヴィラ計画」は、4つの異なる設計構成と材料(主に天然石と木材)によって構成され、直線的でエレガントなデザインは、プライバシーの感覚を強く示唆するとともに、外洋に面することで、開放感と広がりを意図している。

サンディアイランド3.jpg

700uの広さを持つ各々のヴィラには、各自のプールとダブルハイトのリビングエリアがある。

今回は、「クラウディオ・シルヴェストリン」他を参考に紹介しました。

☆参考

posted by 墨水 at 04:49| Comment(0) | 建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月18日

アルネ・ヤコブセンの建築U

「アルネ・ヤコブセン」は、1902年にデンマーク、コペンハーゲンに生まれ、1924年に「デンマーク王立芸術アカデミー」に入学し、1927年に、「デンマーク王立芸術アカデミー」を卒業して、「パウル・ホルセン」の事務所に入所した。

今回は、前回に引き続き「アルネ・ヤコブセンの建築」の1960年代以降の作品を紹介します。

1960年に「SASロイヤルホテル(現ラディソンブルロイヤルホテル)」が完成した。

SASロイヤルホテル.jpg

この建物は、デンマークにおける国内初の高層ビル建築である。

ヤコブセン(SASロイヤルホテルロビー).jpg

この建物は、彼が建物の設計からインテリアデザイン、照明やドアノブ、食器類などの細部まで一貫して手掛けている。
その時にデザインされた椅子が、「エッグチェア」(左下の写真)と「スワンチェア」(右下の写真)である。

SASロイヤルホテル2.jpg

1964年には、イギリスの「オックスフォード大学ケント・キャサリン・カレッジ」が完成した。

オックスフォード大学.jpg

ここではランドスケープデザインも手掛けて、建築に関するすべてもののデザインに携わる姿勢を見せている。これが、ヤコブセンの特徴のひとつでもある。
1965年には、この大学の教授用の椅子として「オックスフォードチェア」をデザインした。
オックスフォードチェア.jpg
1971年に着工した「デンマーク国立銀行」(下の写真)は、彼にとって最初の国家レベルの仕事であったが、この建物の完成を見ることも無く、遺作となった。右下の写真のロビーにある赤いワイヤーでつりさげられた階段は、実用性よりもデザイン性を優先したような浮遊感のある階段である。

デンマーク国立銀行.jpg

1970年の「デンマーク国立銀行」設計中に、この建物のためにデザインされた椅子が「エイトチェア」(下の写真)です。

ヤコブセン(エイトチェアU).jpg

この椅子は、シェル部のエレガントな曲線の形成が非常に難しく、25%の歩留まりで非常に効率が悪かったので、1970年代後半に製造中止となった。しかし、30年後に最先端の技術によって復刻に成功して「3208エイトチェア」として販売されている。

今回は、「Wikipedia」他を参考に紹介しました。

☆参考

   ○時代を超えて造形美       ○ヤコブセンの建築とデザイン    
        
    

posted by 墨水 at 05:30| Comment(0) | 建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする