2019年06月18日

アルネ・ヤコブセンの建築U

「アルネ・ヤコブセン」は、1902年にデンマーク、コペンハーゲンに生まれ、1924年に「デンマーク王立芸術アカデミー」に入学し、1927年に、「デンマーク王立芸術アカデミー」を卒業して、「パウル・ホルセン」の事務所に入所した。

今回は、前回に引き続き「アルネ・ヤコブセンの建築」の1960年代以降の作品を紹介します。

1960年に「SASロイヤルホテル(現ラディソンブルロイヤルホテル)」が完成した。

SASロイヤルホテル.jpg

この建物は、デンマークにおける国内初の高層ビル建築である。

ヤコブセン(SASロイヤルホテルロビー).jpg

この建物は、彼が建物の設計からインテリアデザイン、照明やドアノブ、食器類などの細部まで一貫して手掛けている。
その時にデザインされた椅子が、「エッグチェア」(左下の写真)と「スワンチェア」(右下の写真)である。

SASロイヤルホテル2.jpg

1964年には、イギリスの「オックスフォード大学ケント・キャサリン・カレッジ」が完成した。

オックスフォード大学.jpg

ここではランドスケープデザインも手掛けて、建築に関するすべてもののデザインに携わる姿勢を見せている。これが、ヤコブセンの特徴のひとつでもある。
1965年には、この大学の教授用の椅子として「オックスフォードチェア」をデザインした。
オックスフォードチェア.jpg
1971年に着工した「デンマーク国立銀行」(下の写真)は、彼にとって最初の国家レベルの仕事であったが、この建物の完成を見ることも無く、遺作となった。右下の写真のロビーにある赤いワイヤーでつりさげられた階段は、実用性よりもデザイン性を優先したような浮遊感のある階段である。

デンマーク国立銀行.jpg

1970年の「デンマーク国立銀行」設計中に、この建物のためにデザインされた椅子が「エイトチェア」(下の写真)です。

ヤコブセン(エイトチェアU).jpg

この椅子は、シェル部のエレガントな曲線の形成が非常に難しく、25%の歩留まりで非常に効率が悪かったので、1970年代後半に製造中止となった。しかし、30年後に最先端の技術によって復刻に成功して「3208エイトチェア」として販売されている。

今回は、「Wikipedia」他を参考に紹介しました。

☆参考

   ○時代を超えて造形美       ○ヤコブセンの建築とデザイン    
        
    

posted by 墨水 at 05:30| Comment(0) | 建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月04日

アルネ・ヤコブセンの建築

「アルネ・ヤコブセン」は、1902年にデンマーク、コペンハーゲンに生まれ、1921年に画家になることを父に反対されて家を出た。
客船の旅客係として働くが船酔いを克服出来ずにすぐに辞め、友人の建築家「フレミング・ラッセン」の勧めで建築の道に進むために、1924年に「デンマーク王立芸術アカデミー」に入学した。
在学中、「カイ・フィスカー」のもとで、1925年の「パリ万国博覧会」に「デンマーク・パヴィリオンの椅子」の設計で参加した。
1927年に、「デンマーク王立芸術アカデミー」を卒業して、「パウル・ホルセン」の事務所に入所する。
1929年に、友人の「フレミング・ラッセン」と共に、「デンマーク建築フォーム」のコンペにモダニズムの形式をとった「未来の家」を発表した。

ヤコブセン(未来の家).jpg

この発表を機に注目を集め住宅建築の依頼が、増えはじめて来たことでその年に事務所を開設した。
1934年に、コペンハーゲンの北に位置するクランペンボーの海岸沿いのベルヴィー地区のリゾート型複合住宅建設コンペに当選して、「ベラヴィスタ集合住宅」を手掛けた。

ヤコブセン(ベラヴェスタ集合住宅).jpg

この時に、ヨーロッパ各国を回り、多くの古典建築に触れた。
1940年に、第二次世界大戦でデンマークがナチス・ドイツに占領されために、ユダヤ人であった「アルネ・ヤコブセン」は、ナチスの迫害を恐れて、「ポール・ヘミングセン」と、一緒に中立国であったスウェーデンに逃れた。
亡命中は建築設計はほとんど行われずに、テキスタイル・デザインを手掛けて過ごした。
第二次世界大戦が終わると、再びデンマークへ帰国した。
1946年から手掛けた「スーホルム集合住宅」が、1950年に完成した。

ヤコブセン(スーホルム集合住宅).jpg

この建物は、非対称の屋根を採用するなど新しい概念を持ち込んだテラスハウスが完成した。
1956年には、「ロドオウア市庁舎」が完成した。

ロドオウア市庁舎.jpg

1955年設計時に、この建物のためにデザインしたのが「セブンチェア」である。

ヤコブセン(セブンチェア)2.jpg

「セブンチェア」は、「アントチェア」のファミリータイプとしてデザインされた。

今回は、「wikipedia」、「20世紀の椅子たち」他を参考に、紹介しました。

1964年以降の建築は、「アルネ・ヤコブセンU」で紹介します。

☆参考

  ○アルネ・ヤコブセン           ○アルネヤコブセン
     時代を超えて造形美             建築とデザイン

        

○20世紀の椅子たち             ○セブンチェア

       


  
posted by 墨水 at 14:00| Comment(0) | 建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする